先日、『劇場版ポケットモンスターココ』を子どもと見に行きました!
約100分という比較的短い映画でしたが、短いながらもストーリーは非常に上手くまとめられており、笑いあり涙ありととても素晴らしい映画でした。
今回は普通の映画の感想ではなく、旅好きのオダギリならではの少し違った視点から感想を書いていきたいと思います!
あらすじ
人里離れたジャングルの奥地に、厳しい掟で守られたポケモンたちの楽園・オコヤ森があった。そこへ偶然やって来たサトシとピカチュウの前に、幻のポケモン、ザルードによってポケモンとして育てられた少年ココが現れる。自分のことをポケモンだと信じて疑わないココにとって、初めての「ニンゲンの友達」となるサトシ。そんな課、突如としてオコヤの森に危険が迫り・・・・。(映画.comより引用)
これ以上はネタバレの部分がたくさんありますので書きませんが、内容としてはそれほど珍しいものではなく、至ってシンプルな内容です。
わかりやすい敵がいて、それをみんなで協力して倒していくストーリー。
本当になんの嫌味もなく見ることができるハッピーエンドの素敵な映画です。
主題歌(曲)が最高!!
あまり映画の話をするつもりはありませんが、もう一つだけ紹介を。
この映画の主題歌(曲)は「ふしぎなふしぎな生きもの」というタイトルの歌で、作詞作曲:岡崎体育さん、歌:トータス松本さんという最強のタッグによって作られた曲です。
岡崎体育さんと言えば、TVアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」でオープニングとエンディングの両方を担当していたのですが、僕の子どもがこのシリーズがとても好きで、何度も聞いており、岡崎体育さんに勝手にとても親近感が湧いていました。
そして、トータス松本さんは誰もが知るウルフルズのボーカルであり、圧倒的な歌唱力で人々を魅了する歌手です。個人的には、「笑えれば」や「ええねん」といった曲が大好きで大学生の頃よく聞いていました。僕はMr.childrenの大ファンではありますが、ミスチルの桜井さんが「ええねん」の曲を聴いて、「僕にはあの曲はつくれない」とトータス松本さんに敬意を示したことを知り、よりあの曲が好きになりました。
そんな岡崎とトータス松本さんがコラボした曲でしたから、最初から期待度アップ!CMでも何度も聞いていたので曲の素晴らしさは知っていたのですが、上映中に流れてきた時は鳥肌が立つほど感動しました!
個人的には歌が流れる時間が少し短かったのが残念でしたが、この主題歌なしに今回の映画は成り立たなかったといっても過言ではないでしょう。
オコヤの森っていったいどこにあるの?
さて、ここからが違った視点での考察なのですが、映画で美しく描かれていた「オコヤの森」とそこに隣接していた町。一体世界のどこをイメージしているのでしょうか?
インターネットを使って調べても、全く情報が出てこなかったので、もしかしたらどこかイメージするところがあったわけではなく、あくまでも架空の森と町なのかもしれません。
けれども、せっかくなので、近い所がないかな~と思って、必死に調べてみました!
その結果、見つけました!
ペルーにある「イキトス」という町。
このイキトスはペルーの北東部にある町で、「陸路で行けない世界最大の町」と言われています。船か飛行機でしか町に入ることはできません。人口は約44万人です。結構大きな町ですね。
劇場版ココでは、それほど大きな町には見えなかったのと、陸路では行けないかどうかまではわからなかったのですが、このイキトスはアマゾン観光の拠点として、世界中から観光客が訪れていえる有名な町です。アマゾンの拠点としては、ブラジルのマナウスという町もありますが。マナウスは人口200万人という大都市で、高層ビルも立ち並んでおり、全体として発展した町なので、少し今回の劇場版ココのイメージとは違いました。
「オコヤの森」のイメージは、明らかにブラジルのアマゾンですので、それらを考慮すると、今回の舞台は、
オコヤの森 = ブラジルのアマゾン
隣接する町 = ペルーのイキトス
という結論に至りました。(あくまでも個人的考察ですw)
日本では似た場所はないの?
劇場版ココの世界観は明らかに海外なので、日本とはイメージが異なりますが、あえて近いところをあげると、西表島なのかなぁと思います。
鹿児島県の屋久島も近い所はありますが、屋久島はもののけ姫の舞台とも称されるように、もっとじめじめとした陰湿なイメージ(悪い意味ではありません)ですので、オコヤの森の暖かな光が降り注ぐ暖かいイメージとは異なると思います。
西表島は、八重山諸島にある島で、周囲が130㎞と沖縄県では沖縄本島に次いで2番目に大きな島です。島の約90%が亜熱帯の森に覆われ、珍しい動植物などに出会えるとても貴重な島でもあります。国の天然記念物に指定されている生き物が15種類もいるそうです。
そして、そもそも島全体が国立公園に指定されているというすごい島でもあります。
人口はわずか約2000人、14の集落しかありません。
西表島で外せないのが、やはりマングローブ!仲間川という川の流域に存在するマングローブは、日本全体のマングローブの約4分の1を占めるほどの広大なマングローブ林です。
この西表島ですが、空港がないため、石垣島から高速船やフェリーで行く事となります。石垣島離島ターミナルか35~40分(高速船)です。注意が必要なのが、西表島には二つの港があること。大原港と上原港という港で、それぞれ島の南北正反対の位置にあるため、自分の目的地から遠い港を選択しないようにしましょう!
最後に
いかがでしたか?
劇場版ポケットモンスターココについて、少し変わった視点から考察をしてみました!
今回の映画は父親目線で見ると、本当に涙腺崩壊ものの感動的な映画で、詳細には描かれていませんでしたが、ポケモンであるザルードが赤ちゃんであるココを苦労しながら育てる姿は、自分と大いに重なり、思わず涙が出てしまいました。
そして、僕の子ども(5歳)は、小さい頃からものすごく感受性が豊かで、様々な映画を見てはよく感動して泣くのですが、今回もやはり大泣きしていました。
息子はどういう気持ちでこの映画を見ていたのかはわかりませんが、子どもの視点として感動することがあったのでしょう。
旅行と映画好きな僕。
子ども達はどんな事に興味を持ってくれるのか、今から楽しみです。