旅行が好き

日々思うこと

旅行が好きになったきっかけと今旅行が好きな理由

旅行が好きになったきっかけ

旅行が好きになったのは両親のおかげ。

 

完全にそう言えます。

 

遡ること小学4年生の夏、家族でアメリカロサンゼルスへ。

 

それが初めての海外旅行でした。

 

その当時は父も母も海外に行くことに慣れていたわけではなく、何十年ぶりの海外旅行でした。

後に聞いた話ですが、当時は家族で海外に行くのを決断するのに、相当の決断が必要だったそうです。

 

初めての海外旅行は本場のディズニーランドへ行ったり、ユニバーサルスタジオに行ったり、25年以上たった今でもはっきりと(もちろん断片的ですが)記憶に残っています。

 

小学4年生の自分は、当時旅行から帰ってきてから作文(何かの応募?)を書きました。

それはアメリカで体験した些細ながらも貴重な経験でした。

 

アメリカでの経験

ホテルにて一人でエレベーターに乗ることになった僕。

途中でアメリカ人と思しき夫婦が乗ってきた。

東洋人らしき子供が一人で乗っていることに興味を持ったのだろうか、ネイティブな英語で話しかけてきた。

夫婦の妻「×××××××××××××××?」

僕「・・・」

もちろん英語は喋れなかったので、何も理解できず返事ができなかった。

だが、夫婦はあきらめず続ける。

夫婦(妻)「××××・・・××、seven?」

なんとか「seven」という単語だけ聞こえた僕は、7階に行くのかい?そういっている気がして、迷わず、

僕「Yes!」

と答えた。

僕はそのまま7階でエレベーターを降りて両親の待つ部屋へと早足で向かった。

初めて外国人と話した僕は、興奮気味にこの出来事を母に話した。

 

今から考えると本当にちょっとした経験でしたが、あの頃の自分にとっては忘れられない記憶として残りました。

 

こうして初めての海外旅行は大きなトラブルもなく様々な経験を積んで帰ってきました。

 

それからというものの、毎年夏休みに海外旅行に行くのが、我が家のイベントとなりました。

 

シンガポール、香港、オーストラリア、ニュージーランド、北欧4カ国等々、高校1年生まで毎年家族で海外に行きました。

 

今自分が家族を持った身で考えると、毎年海外旅行に行けるなんて、なんと贅沢だったんだろうと思います。

共働きの両親だったので(もっと言うと祖父母も共働きでした)、比較的収入は多かったとは思いますが、大変だったと思います。

当時の僕自身が海外に行くのを本当に楽しみにしていたので、きっと頑張ってくれていたのだと思います。

 

実は、なぜそれほどまでに海外旅行を楽しみにしていたのかには、単純に海外に行きたい以外の大きな理由がありました。

 

当時我が家は家族の仲がそれほど良くありませんでした。

母と父は日ごろほとんど話をしないし、僕自身は兄が二人いたのですが、一番上の兄とは比較的話していましたが、真ん中の兄とはほとんど話をしない状況でした。

さらに、父とは1か月会話らしい会話をしないという状況でした(もちろん仕事が忙しかったのはありますが)。

 

母親とは仲が良かったので、毎日の会話は自分と母親だけというような生活でした。真ん中の兄に至っては誰とも会話をしない(思春期のあるあるかもしれませんが)状況でした。

 

自分が中学の時には一番上の兄は大学進学のため家を出て行ってしまったので、母が働いている間は家で話をする相手がほとんどいない、そんな毎日でした。

 

けれども、みんなで海外旅行に行くときだけは、仲の良い家族に戻れた気がしていたのです。

もちろん父と母は基本的には仲は良くなかったので、旅行に行ったからといって急に仲が良くなるわけではありませんでしたが、家にいる時よりもみんなでよく会話をしていましたし、家族の中に笑顔がありました。

 

家族と全く会話のしない兄も旅行はとても楽しんでいるように思えました。

 

そんな状況が僕自身は嬉しくてしょうがなかったんです。

 

それが僕が毎年海外旅行に行きたいと思った一番の理由でした。

どこに行くかなんてどうでもよくて、家族とどこかに行ければ良かったんです。

 

それが当時の僕の強い思いでした。

 

これが僕が行なっている「人を幸せにする旅行術」の原点となった部分です。

 

さて、高校2年生以降は大学入試勉強に専念するため、海外旅行は中止となりました。

家族が一つになれないショックは多少ありましたが、真ん中の兄もすでに大学進出のため家を出ていましたし、この頃は自分自身ももう高校生でしたのでそこまで固執することなく、新たな目標を見つけていました!

 

それは、

 

大学に行ったら絶対に友達と海外旅行に行ってやる!

 

という当時の自分にとっては非常に大きな目標でした。

 

今、旅行が好きな理由

無事に大学に進学できた僕は、早速海外旅行に行く計画を立て始めました。

 

・どこに行くか?

・誰と行くか?

・お金はいくらくらい必要か?

 

考えることはたくさんありましたが、まずは誰と行くか?でした。

不思議な事に、この当時から一人で行くという選択肢は1ミリもありませんでした。

やはり家族と一緒に行っていた楽しさが強く残っていたのだと思います。

 

誰と行くかを考えたとき、真っ先に浮かんだのが、クラブの仲間でした。

当時、クラブで仲の良かった同期5名に声をかけることにしました。

 

大学1年生での海外旅行。

もちろん日数やお金の関係で最初はみんな厳しいという回答でした。

(また、結構厳しい本格的なクラブだったので、4年生の先輩にクラブを休んでみんなで行くということを言わなければならず、何度も謝ってしぶしぶ了承をもらったのを強く覚えています。それくらい行きたかったんですよね・・笑)

 

けれどもどうしても行きたかった僕は、

・行先をなるべく近くにすること

・費用を安くすること

を誓い、その日から旅行会社のパンフレットをとってきては調べる日々がはじまりました。

 

近さと安さ、そして、友人達がほぼ初めての海外旅行ということから、行先は「グアム」に決定し、色々な旅行会社を回り、パンフレットをとり、最安値のツアーを探しました。

 

当時はインターネットもほとんど発達していなかったので、今のように簡単にネットで最安値を検索というようなことはできませんでした。(実際には多少はインターネットで検索する手段もあったかもしれませんが、旅行に関する知識がほとんどなかったので、残念ながら家族旅行でいつも行っていたパンフレットから探す方法しかわかりませんでした。)

 

複数のパンフレット(20種類くらい)を見て、一番安いツアーを見つけました。

 

ツアーといっても、行き帰りの飛行機とホテル、滞在中の朝食と1回の夕食がついたプランです。

 

3泊4日で約9万円。

 

今から思うと結構高いですが、当時自分で必死に調べた中では最安値でした。

 

友人達も自分の必死の説得に納得してくれ(何名かは親からお金を借りてくれた人もいました)、無事にグアムに行くことが決定しました。

 

そして、念願の友達との海外旅行。

 

本当に楽しかったです。

グアムの海をバックに写真

写真はグアムの海の前で黄昏時にとった写真。当時は使い捨てカメラだったためか自然と雰囲気の良い写真に。

 

初めてのタクシーにどきどきしたり、思いのほか日本語表記が多いことに驚いたり、海で馬鹿みたいにはしゃぎまわったり、夜の街をサングラスをつけてかっこつけて徘徊したり、顔くらいの大きさのある肉を食べまくったり。

 

とにかく楽しかった事を覚えています。

 

結局、このメンバーで海外に行くのはこれが最初で最後となりましたが、このメンバーとの関係は15年以上たった今でも続いています。

 

本当に良い経験をしました。

 

そして、これ以降僕自身の海外熱は冷めることなく、一緒に行くメンバーを見つけては、様々な場所に行きました。

 

ドイツ、オランダ、ベルギー、台湾、カナダ、イタリア、オーストラリア

 

これが大学生活6年間で行った国です。

(大学院まで行っていたので6年間です。決して旅行のために留年したわけではないです、笑)

 

バックパッカーや世界一周旅行者のようにたくさんの国に行けたわけではないですが、それでも学生時代の海外旅行としてはとても充実した期間を過ごしました。

 

そして、色々な国に行った以上にかけがえのない友人達との多数の思い出が残りました。

 

 

なぜ旅行が好きになったか?

 

最初は家族との旅行がきっかけでした。

 

なぜ旅行が好きか?

 

大切な家族や仲間と普段とは違う場所で一緒の時間を過ごすことが最も楽しいから。

 

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