投資で失敗する人の共通点。僕が3500万円失うまで気づけなかったこと

投資で失敗する人には、いくつか共通点があると思います。

ただ、こう書くと少し上から目線に聞こえるかもしれません。

でも、これは誰かを責めたいわけではありません。
むしろ、僕自身がその共通点にいくつも当てはまっていました。

僕はこれまで、投資詐欺で1000万円。
株式投資で2500万円。

合計で3500万円を失いました。

今振り返ると、「あのとき止まれていれば」と思う場面は何度もあります。

でも当時の僕は、自分が危ない状態にいることに気づけませんでした。

むしろ、自分なりに考えているつもりでした。
家族のためにお金を増やしたいと思っていました。
将来の安心を作りたいと思っていました。

だからこそ、厄介だったのだと思います。

投資で失敗する人は、必ずしも何も考えていない人ではありません。

考えているつもりなのに、判断の軸が少しずつズレていく。
不安や欲、焦りに引っ張られて、自分に都合のいい情報ばかり見てしまう。

僕自身がそうでした。

この記事では、3500万円を失った経験から、僕が「投資で失敗する人の共通点」について考えたことを書いていきます。

この記事で伝えたいこと

・投資で失敗する人は、特別な人ではない
・本当に怖いのは、焦りや不安で判断がズレること
・同じ失敗を繰り返さないためには、自分の弱さを知ることが大切

目次

共通点1:違和感を感じても、見ないふりをする

投資で失敗する前には、たいてい小さな違和感があります。

本当に大丈夫なのか。
少し話がうますぎないか。
このリスクを自分は理解できているのか。
なぜ、こんなに急いで判断しようとしているのか。

今思えば、何度も立ち止まるタイミングはありました。

でも当時は、その違和感を深掘りしませんでした。

なぜなら、信じたい気持ちがあったからです。

うまくいってほしい。
これで増えてほしい。
自分の判断が正しかったと思いたい。

そういう気持ちがあると、違和感よりも希望を優先してしまいます。

投資で本当に怖いのは、明らかに危険なものに飛び込むことだけではありません。

「少し変だな」と思いながらも、その違和感を自分で打ち消してしまうことです。

僕はここで、何度も間違えました。

共通点2:自分だけは大丈夫だと思ってしまう

投資で失敗する人は、自分が特別だと思っているわけではありません。

でも、どこかで「自分は大丈夫」と思ってしまいます。

自分はそこまで無茶をしていない。
自分はちゃんと調べている。
自分は失敗する側ではない。
自分なら途中で止められる。

僕もそう思っていました。

でも実際には、止まれませんでした。

投資は、自分の弱さをかなり正直に映します。

損をしたくない。
負けを認めたくない。
人より早く安心したい。
家族のために結果を出したい。
過去の損を取り返したい。

こういう感情があると、冷静なつもりでも判断は歪みます。

「自分だけは大丈夫」と思っていると、自分の危険信号に気づきにくくなります。

僕に必要だったのは、自信ではなく、自分も普通に失敗する人間だと認めることでした。

共通点3:分からないものに、大きなお金を入れてしまう

投資で失敗した原因のひとつは、分からないものに大きなお金を入れてしまったことです。

仕組みを完全に理解していない。
リスクを自分の言葉で説明できない。
なぜ利益が出るのか分かっていない。
最悪の場合にどうなるか考えていない。

それなのに、お金を入れてしまう。

これは本当に危険です。

当時の僕は、分からないことを分からないままにしていました。

誰かが大丈夫と言っている。
過去の実績があるように見える。
周りもやっている。
今やらないと機会を逃すかもしれない。

そうやって、自分で理解することを後回しにしていました。

でも、本当に大事なお金を預けるなら、自分で理解できないものには手を出すべきではありませんでした。

投資で失敗しないためには、難しい知識よりも先に、「分からないものには大きく賭けない」という当たり前の感覚が必要だったのだと思います。

共通点4:損切りできない

投資で失敗する人の共通点として、損切りできないことは大きいと思います。

僕もそうでした。

損を確定したくない。
もう少し待てば戻るかもしれない。
ここで売ったら負けになる。
ここまで耐えたのだから、今さらやめられない。

こう考えているうちに、損失はどんどん大きくなりました。

損切りが難しいのは、お金の問題だけではないからです。

自分の判断ミスを認めることになる。
これまでの時間や努力を否定するように感じる。
家族に申し訳ない現実を直視することになる。

だから、損切りはつらいです。

でも、損切りできないまま粘り続けると、失うものはお金だけではなくなります。

時間。
心の余裕。
家族との空気。
自分への信頼。

僕は、損を確定する痛みから逃げたことで、もっと大きな痛みを背負うことになりました。

共通点5:ナンピンで自分を安心させようとする

損失が出たときに、さらに買い増す。

いわゆるナンピンです。

もちろん、ナンピンそのものがすべて悪いわけではないと思います。
長期投資の中で、計画的に買い増すこともあります。

でも、僕の場合は違いました。

冷静な計画ではなく、不安を消すためのナンピンでした。

平均取得単価が下がる。
少し戻れば助かる。
ここで買えば逆転できる。
今度こそ取り返せる。

そう思いたかったのです。

でも、本当に必要だったのは買い増すことではなく、一度立ち止まることでした。

なぜ下がっているのか。
自分は何を根拠に持ち続けているのか。
この投資額は生活を壊さない範囲なのか。
自分は焦りで動いていないか。

そこを考えないままナンピンすると、リスクはどんどん大きくなります。

ナンピンは、冷静な戦略にもなります。
でも、不安をごまかす手段にもなります。

僕は後者でした。

共通点6:情報を見すぎて、判断がぶれる

投資で失敗していた頃、僕は情報をかなり見ていました。

ニュース。
SNS。
掲示板。
相場解説。
誰かの予想。
専門家っぽい人の意見。

情報を集めているつもりでした。

でも実際には、冷静になるどころか、余計に判断がぶれていました。

上がると言う人を見れば安心する。
下がると言う人を見れば不安になる。
強気の意見を探して、自分の保有を正当化する。
都合の悪い情報は見ないようにする。

情報を見ているようで、本当は自分が安心できる材料を探していただけだったのかもしれません。

投資に情報は必要です。

でも、情報を見すぎると、自分の軸がなくなります。

特に、損失を抱えているときは危険です。

冷静に判断するためではなく、自分の不安を落ち着かせるために情報を見てしまうからです。

僕に必要だったのは、情報を増やすことではなく、見る情報を減らすことでした。

共通点7:お金を増やす目的が曖昧になっている

投資で失敗する前の僕は、お金を増やしたいと思っていました。

でも、何のために増やしたいのかを、深く考えられていなかったのかもしれません。

もちろん、家族のためという思いはありました。

妻に楽をさせてあげたい。
子どもたちの教育費を用意したい。
家族旅行に行きたい。
将来の不安を減らしたい。

その気持ちは本当でした。

でも、その思いが焦りに変わっていました。

もっと増やさないといけない。
早く安心しないといけない。
今のままでは足りない。
この機会を逃してはいけない。

そう思うほど、お金を増やすこと自体が目的になっていきました。

お金は大事です。

でも、お金を増やす目的が曖昧なままだと、どこまで増やしても不安は消えません。

そして、不安が消えないまま投資をすると、判断はどんどん荒くなります。

今なら、お金を増やす前に考えるべきだったと思います。

自分は何を守りたいのか。
どんな生活をしたいのか。
家族にとって本当に必要な安心は何か。
どこまでリスクを取っていいのか。

目的が曖昧な投資は、いつの間にか自分を追い詰めます。

共通点8:家族のためと言いながら、家族の安心を危険にさらす

これは、僕にとって一番重い反省です。

僕は、家族のためにお金を増やしたいと思っていました。

でも結果的に、家族の安心を危険にさらしてしまいました。

これは本当に苦しいことです。

家族のため。
将来のため。
子どものため。
妻のため。

そういう言葉は、とても強いです。

でも、その言葉で自分の焦りを正当化してしまうことがあります。

家族のためだから、もう少しリスクを取ってもいい。
将来のためだから、今は勝負してもいい。
早く安心したいから、多少無理してもいい。

僕はどこかで、そう考えていたのだと思います。

でも、本当に家族のためを思うなら、まず守るべきものを危険にさらしてはいけなかった。

家族の安心は、投資で一気に増やすものではなく、日々の生活の中で守っていくものだったのだと思います。

失敗して気づいた、投資より先に必要だったこと

3500万円を失ってから、投資に対する考え方は大きく変わりました。

もちろん、投資そのものを否定しているわけではありません。

NISAや長期投資、資産形成は、これからの時代に必要なものだと思っています。

でも、投資より先に整えるべきものがありました。

生活防衛資金。
家計の把握。
自分のリスク許容度。
家族との共有。
損切りのルール。
情報との距離感。
焦ったときに止まる仕組み。

これらを整えないまま投資をすると、お金を増やすための行動が、人生を壊す方向に進んでしまうことがあります。

僕に足りなかったのは、投資テクニックだけではありませんでした。

自分の弱さを知ること。
自分が失敗しやすいパターンを認めること。
お金より大切なものを見失わないこと。

そこが足りなかったのだと思います。

まとめ:投資で失敗する人は、特別な人ではない

投資で失敗する人は、特別に愚かな人ではないと思います。

少なくとも、僕はそう思いたいです。

家族のためにお金を増やしたかった。
将来を安心させたかった。
今より少し自由になりたかった。

その思い自体は、間違っていなかったと思います。

でも、その思いが焦りに変わったとき、判断は少しずつズレていきます。

違和感を見ないふりをする。
自分だけは大丈夫だと思う。
分からないものに大きなお金を入れる。
損切りできない。
ナンピンで不安をごまかす。
情報を見すぎる。
お金を増やす目的が曖昧になる。
家族のためと言いながら、家族の安心を危険にさらす。

僕は、この多くに当てはまっていました。

だからこそ、今はもう一度、お金との向き合い方を見直しています。

投資で失敗しても、人生そのものが終わるわけではありません。

でも、同じ失敗を繰り返さないためには、自分がどこで間違えやすいのかを知る必要があります。

僕はまだ、人生を立て直している途中です。

完璧に変わったわけではありません。
今でも不安になることはあります。
過去を思い出して苦しくなることもあります。

それでも、少しずつ整えていくことはできます。

この記事が、投資で失敗した人や、これから資産形成を始める人にとって、自分のお金との向き合い方を見直す小さなきっかけになれば嬉しいです。

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