3500万円失って気づいた、お金との向き合い方

40代になってから、お金について考える時間が増えました。

若い頃は、なんとなく働いて、なんとなく貯めて、なんとなく投資をしていれば、少しずつ人生は良くなっていくと思っていました。

でも、現実はそんなに甘くありませんでした。

僕はこれまで、お金のことで大きな失敗をしました。

投資詐欺で1000万円。
株式投資で2500万円。

合計で3500万円を失いました。

正直、人生が終わったと思いました。
家族にも申し訳なかったし、自分の判断力のなさにも、何度も落ち込みました。

でも、時間が経って少しずつ気づいたことがあります。

お金を失ったことは、本当に苦しかった。
でも、本当に怖かったのは「お金が減ったこと」だけではありませんでした。

お金に振り回されて、自分の人生の軸まで失いかけていたこと。

それが、一番怖かったのだと思います。

この記事では、3500万円を失った経験から、僕がお金との向き合い方について考えるようになったことを書いていきます。

この記事で伝えたいこと

・お金を失っても、人生そのものが終わるわけではない
・本当に怖いのは、損失を取り返そうとして冷静さを失うこと
・お金を整えることは、家族・健康・働き方を整えることでもある

目次

3500万円を失って、最初に感じたこと

大きなお金を失ったとき、最初に出てきた感情は後悔でした。

なぜ、あのとき止まれなかったのか。
なぜ、違和感に気づいていたのに進んでしまったのか。
なぜ、家族のためのお金まで危険にさらしてしまったのか。

何度も同じことを考えました。

お金の失敗は、ただ数字が減るだけではありません。

生活への不安が増えます。
家族への申し訳なさが出てきます。
自分の判断力を信じられなくなります。

僕の場合、3500万円という金額は、簡単に割り切れるものではありませんでした。

子どもの教育費に使えたかもしれない。
家族旅行に使えたかもしれない。
妻にもっと楽をさせてあげられたかもしれない。
将来の安心につながっていたかもしれない。

そう考えると、失ったのはお金だけではなく、「安心」や「選択肢」でもあったのだと思います。

本当に壊れかけていたのは、お金だけではなかった

投資で失敗した直後は、とにかくお金を取り返したいと思っていました。

損をした分を戻したい。
元の状態に戻りたい。
なかったことにしたい。

そんな気持ちが強くなります。

でも、今振り返ると、その考え方こそが危なかったのだと思います。

お金を失ったあとに、一番やってはいけないのは、冷静さを失ったまま「取り返そう」とすることです。

僕はその心理に何度も引っ張られました。

少しでも早く戻したい。
このまま終わりたくない。
ここでやめたら負けを認めることになる。

そう思っているうちに、判断がどんどん狭くなっていきました。

本当に壊れかけていたのは、お金だけではありません。

働き方。
健康。
家族との時間。
自分自身への信頼。

お金を取り返すことばかり考えているうちに、人生全体のバランスを失いかけていました。

お金は大事。でも、お金だけでは人生は整わない

もちろん、お金は大事です。

きれいごとではなく、生活にはお金が必要です。
子どもの教育にも、家族の安心にも、将来の選択肢にも、お金は関係します。

だから、お金を軽く見るつもりはありません。

ただ、3500万円を失って痛感したのは、お金だけを追いかけると、かえって人生が苦しくなるということです。

もっと増やしたい。
もっと安心したい。
もっと早く自由になりたい。

そう思うこと自体は悪くありません。

でも、その気持ちが強くなりすぎると、今あるものが見えなくなります。

家族と食卓を囲む時間。
子どもと一緒に過ごす休日。
健康に働けていること。
今日も普通に生活できていること。

失ってから気づくものは、思っているより多いです。

お金は人生を支える大切な土台です。
でも、お金だけが人生の目的になると、土台の上にある大切なものまで見失ってしまう。

僕は、自分の失敗を通じてそれを感じました。

投資で失敗してから変えたこと

大きな損失を経験してから、僕は少しずつお金との向き合い方を変えるようになりました。

まず変えたのは、「一発逆転」を狙わないことです。

投資で大きく失敗した人ほど、どこかで取り返したくなります。
でも、その気持ちのまま動くと、また同じ失敗を繰り返す可能性があります。

だから今は、短期間で増やすことよりも、長く続けられる形を重視しています。

家計を把握する。
投資額を無理のない範囲にする。
生活防衛資金を残す。
よく分からないものには手を出さない。
家族の安心を犠牲にしない。

当たり前のことばかりです。

でも、当たり前のことを守れなかったから、大きな失敗につながったのだと思います。

お金の立て直しに必要なのは、すごい投資法ではなく、まず自分が暴走しない仕組みを作ること。

今はそう考えています。

お金の不安は、数字だけでは消えない

お金の不安を消すには、資産を増やせばいい。

以前の僕は、どこかでそう思っていました。

もちろん、資産が増えれば安心感は増えます。
収入が増えれば、選択肢も広がります。

でも、お金の不安は数字だけでは完全には消えないのだと思います。

なぜ不安なのか。
何が足りないと感じているのか。
何を守りたいのか。
どんな人生にしたいのか。

そこを考えないままお金だけを増やそうとすると、不安は形を変えて残り続けます。

僕の場合、本当に欲しかったのは「大きなお金」そのものではなかったのかもしれません。

家族を安心させたい。
妻に少しでも楽をしてほしい。
子どもたちの選択肢を狭めたくない。
自分の人生を、もう少し自由にしたい。

そういう思いが、お金への焦りになっていたのだと思います。

だからこそ今は、お金を増やすことだけではなく、何のためにお金を整えるのかを考えるようにしています。

40代からのお金の立て直しに必要なこと

40代からお金を立て直すのは、簡単ではありません。

教育費もあります。
住宅ローンもあります。
老後のことも見えてきます。
仕事や健康の不安も出てきます。

若い頃のように、時間がいくらでもあるわけではありません。

でも、40代からでも整え直せることはあります。

収入と支出を見直す。
投資のリスクを取りすぎない。
焦って大きく増やそうとしない。
自分が失敗しやすいパターンを知る。
家族との時間を犠牲にしない。

一つひとつは地味です。

でも、人生を立て直すのは、たぶん派手な一発逆転ではありません。

小さな判断を変えること。
同じ失敗を繰り返さない仕組みを作ること。
お金に振り回されない軸を持つこと。

その積み重ねなのだと思います。

これからのお金との向き合い方

3500万円を失った事実は、消えません。

今でも思い出すことはあります。
あのお金があれば、と思うこともあります。

でも、過去を悔やみ続けても、お金は戻ってきません。

だから今は、失敗をなかったことにするのではなく、これからのお金との向き合い方に変えていきたいと思っています。

増やすことだけを目的にしない。
家族の安心を置き去りにしない。
自分の不安を投資で埋めようとしない。
分からないものには手を出さない。
焦って取り返そうとしない。

これが、今の僕が大切にしたいお金との向き合い方です。

お金は、人生を支えるためのものです。

人生を壊してまで追いかけるものではない。

3500万円を失って、ようやくそのことに気づいたのかもしれません。

まとめ:お金を整えることは、人生を整えること

僕はまだ、人生を立て直している途中です。

大きな失敗もしました。
遠回りもしました。
今でも迷うことはあります。

でも、失敗したからこそ見えたことがあります。

お金を整えることは、単に資産を増やすことではありません。

家族との時間を守ること。
健康を大切にすること。
働き方を見直すこと。
不安に振り回されない自分を作ること。

それも含めて、お金との向き合い方なのだと思います。

40代からでも、人生はもう一度整え直せる。

完璧に変わらなくてもいい。
少しずつでいい。

このブログでは、僕自身がお金・働き方・健康・家族との時間を見直していく過程を、これからも記録していきます。

同じようにお金の不安を抱えている人、投資で失敗して苦しんでいる人、40代から人生を立て直したいと思っている人にとって、少しでもヒントになれば嬉しいです。

より詳しい投資失敗の経緯や、当時の心理についてはnoteにもまとめています。

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